Life

青森みちのくの旅 ③

二泊三日の旅もこの日で終わりです。
東京に向かうフライトまで丸一日あったので、
本州の北の岬、津軽半島竜飛岬に向かいました。


ここは竜も飛ぶほどの風が吹く事で、
竜飛岬と名付けられたそうです。
直ぐ目の前には北海道が望めます。


もちろん津軽海峡冬景色の碑に
立ち寄らずして帰れません。
さゆり〜〜!
あらためて良い唄だなぁ。

竜飛岬から30分程海沿いを走ると、
漁師の街を通ります。


番屋、風に激しく逆らいしがみついている洗濯物、
ブイ、漁網。
そこには生活があり、
それは私には非日常的な景色ですが、
憧れさえ感じます。
高野崎岬はそんな景色を見つつ到着した、
全く違う絶景でした。


勇気を出して渡った太鼓橋の先は、
津軽海峡が目の前にあり、
海の蒼さ、風の音、飛沫。
船も人も居ない、
自然に圧倒されます。
こんな経験東京では決して出来ませんね。

青森市内にある青森美術館の巨大あおもり犬。

ワ・ラッセねぷた祭り会館。
歴史、山車の展示、お祭り体験などか楽しめます。


勇ましく美しい山車を見て、
いつかこの目で東北の暑い夏のお祭りを
体感したいと思います。

ちなみにねぷたでもねぶたでも正解で、
方言の違いだそうで、意味は「眠い」です。

フライトまで後二時間以上。
駅前の温泉に飛び込み、
旬のサン津軽をお土産にして、
最後まで楽しんだみちのくの旅でした。

青森みちのくの旅 ②

青森みちのくの旅 ②

朝5:50の送迎バスに間に合わず、
レンタカーで慌てて川沿いのカフェに向かいました。
ホテルのスタッフが温かいコーヒーを用意してくれて、ゲスト達は早朝の空気の中美味しいコーヒーを
堪能します。


贅沢な気分に浸れましたよ。

ホテルで朝食を済ませ今日は奥入瀬渓流の滝を楽しむ事にしましたら。
滝の飛沫やマイナス・イオンが少し寝不足の
初老夫婦を癒します。


水の音って心地良くて、
このままハンモックでも掛けてお昼寝したかったー。
次に向かったのは、十和田湖を軍用船探検するツアー。


十和田湖の秘境に連れて行ってくれます。
湖面はとても穏やか、静か過ぎて怖いくらいです。

この日は曇りだったので最高に青い海ではなかったけれど、十分に美しい十和田湖。
最近発見されたというキリストの像。
苔がキリストの髪の毛のように見えますよね。
ツキノワグマ、ニホンカモシカ、イヌワシなど
が生息する十和田湖。
神々しい生き物がとても似合う神秘の地。

次に向かったのは弘前城。
春の桜とこの城は余りにも有名ですね。
しかし、実際には意外に小さくて驚きました。
隣のねぶた会館をちらり見学して、青森市内へ。

夜はここで呑んで食べて。
福寿司
市内から少し離れいますが、
美味しいお寿司と肴ととっても感じの良い
旦那さんの居るお店でした。

青森みちのくの旅 ①

早朝東京から青森へ、飛行機でたった1時間15分。
中学の修学旅行で訪れたてからずっと奥入瀬渓流の美しかった景色を忘れていなかったみたいです。
夫には初めての青森。
午前中にはホテルに着いていました。


星野リゾート奥入瀬渓流ホテル。
チェックインには早かったので、スタッフの方が周辺の見どころやアクティビティを色々提案してくれました。


先ずは奥入瀬渓流を散策しました。


河の流れ、水の音、苔深く癒される木々の青色。
ところどころに赤く染まった葉もあり、
今年は東北のこの地も暑かった事だろう、
夏よお疲れ様、と言いたくなりました。

奥入瀬渓流の半分ほど楽しんだところで、
十和田湖に移動しました。
日本で最大のカルデラ湖。
水深360m, ディズニー・シーが76個入るそうです。(確か…)


湖畔にある十和田神社。
ひっそりと佇む神殿は東北の厳しい冬を乗り越えて
修行する山伏や僧侶達の精神的な学舎でしょうか。
その上には占場と呼ばれる場所があり、
青龍神社とも言われています。
村人達の生活を占う場所です。
崖の上から賽銭や願い事を書いた紙を投げ入れ、
浮き沈みによって叶うかどうかを図ったんだそうです。


青森への旅の一日目は長くて盛りだくさん、
美しい自然に浸った日でした。

日常で感じる事〜三連休の日本から〜

このところの私は性差別に少し敏感だ。
あらためてそう感じたのは、早朝の羽田空港での事だ。
私はカリフォルニアに拠点を置き生活しているので、一時帰国の日本の生活は貴重である。
出身が東京の自分にとって、故郷がある人を羨ましく感じていたが、その私にも故郷に帰って来たと言えるようになって随分経った。
国内線にはなかなか乗る機会がない。
義理母様が東京に移り住んでからは特に乗る機会は減った。


私達夫婦が愛して利用しているエアラインのファーストクラス・チェックインカウンターで違和感を感じた。
チェックイン係りは皆女性だ。
ゴルフクラブ、スーツケース、チャイルドシート、どれも女性の力では移動する事さえ大変だと一目で分かる。そしてその荷物はお客様の大事な私物である。
係りの女性達のその装いは有名デザイナーが作ったスカートにヒール。
体型も私が日頃見かけているアメリカのエアポートで働く女性達の比でない。
ここは一体どういう空間なんだろうか。
ファーストクラスのチェックインカウンターとは気品と安心感、言い方をラフにするなら差別感を満足させる空間であるべきだ。
ならばこのカウンターにはパタパタとヒールを鳴らし、チェックイン後には体力よりずっと重い荷物を裏手に運ぶ女性を置くより、静かに落ち着いた男性にした方がずっとセレブ感が出るのではないか?
女性が荷物を運ぶ仕事に適していないと言っているのではない。運ばせるなと言っているのではない。
こういう場所に一人も男性が居ず、
女性が対応する事で客に優越感をもたらすだろうと言う体制が見えたのだ。
乱暴な言い方をすれば、未だにこの国は表舞台に於いても女性はホステス扱いなのかと感じた。

先日のセリーナ・ウィリアムズ対大阪なおみのUSオープンでも感じた事は、あのグランドスラムを何度も勝ち取り、テニス界の女王と言われるセリーナでさえ、性差別に悩みながらキャリアを積んで来たという事だ。
私はカリフォルニアから成田へのフライトでリアルタイムのゲームをミスしたが、その後目にした日本での報道に不快を感じた。
大阪なおみに対するリスペクトのないセリーナやそのファンにも憤りを感じ、審判や全米テニス協会アダムス氏のセリーナを讃えるコメント、サンバイザーを下ろし、立派に試合をし優勝した大阪なおみに、勝ってしまってごめんなさいと言わせたその雰囲気に怒りが起き、何故日本人は、日本のテニス協会はもっと抗議しないのか。

日本代表の大阪なおみを大切にして欲しいと抗議して欲しかった。

日本とアメリカではこの試合に対しての批判は異なる。
もちろんセリーナの態度はアスリートとしては最低だった。
が、彼女が審判に抗議した背景には、
彼女が受けて来た性差別があるからだ。
言い加えれば、彼女はアメリカではマイノリティーだ。今や上位選手にマイノリティーは少なくないとは言え、アメリカでさえ、アメリカだから未だこの様な差別が残り、彼女の様な絶対的女王をも苦しめている。
男性選手が同じように審判に抗議し、ラケットを叩きつけたら同じ様にペナルティーになったのだろうか。
新聞やメディアは何度も彼女の怒りの姿を取り上げたが、男性選手だったらどうだろうか。
セリーナはヒステリーだと言われ、
男性選手は試合に対する熱い情熱が彼のテンパーに触れた、と言うのだろうか。

このところの私は少し神経質になり過ぎている。

今日から2週続けて3連休、シルバーウィークの日本。
羽田空港を飛び立つ時は雨が強くなっていた。
私は東北に旅する。
森の中で、自然に触れて自分の為に少し時間を使おう。

Le Petit Bonhuer へ


友人のお料理レッスンに行って来ました。
Le Pettit Bonhuer
http://lepetitbonheur.jp

今回は”晩秋から初秋の養生ごはん”
Recettes de maman
主宰智子ちゃんのお祖母様、
お母様から受け継いだ和食のレッスンでした。

いつも見習うのは、メニューに豊かさと
レシピの分かりやすさ。
私のレッスンは実習性なので、
レシピが長くなるのは仕方ないのですが、
少しでも簡素化出来たらといつも羨ましく思っています。


レシピは全て直ぐに復習出来き、
何より美味しい!
漢方にも精通しているので、
身体に良い、身体から美しくなるメニューを
いつも教えてくれるんです。

最近ぴったんこかんかんに出演し、
安住アナや菊池桃子さんらにお料理を教えてから更に参加するのが難しくなってしまいましたが、
それでも参加出来て今回もラッキー❣️

設えもマイセンや骨董を合わせた、
涼しげなもので、苔玉や虫籠も可愛らしくて
智子ちゃんのおもてなしに愛を感じました。

この日のドリンク。
先ずは鹿児島産の冷水で作れる有機抹茶の
ウェルカム・ドリンクから始まり、
お料理と合わせた日本酒は、
獺祭スパークリング50,
獺祭・純米大吟醸50,
獺祭・島耕作,
黒豆茶、
奥会津金山の天然炭酸水
どのドリンクもストーリーがあるので、
こちらも楽しみの一つです。

いつも楽しいレッスンをありがとう。
次回のレッスンも今から楽しみです。

タイのリゾート・ラン島

バンコクから車で1時間半南東に下ると、
有名なパタヤビーチに到着します。
パタヤビーチはチョンブリー県にあり、
私が販売している、
プラニーバスケットの工房も同じ県に在ります。


昼はマリンスポーツ
夜は歓楽街にと休みなく楽しめる観光地。
私的には、”笑う犬”のパタヤビーチのコントが頭に引っかかります笑。

この日、パタヤビーチからジェットボートで、
30分程かなり揺られてラン島というリゾートに行きました。
リゾートと言うよりは昔懐かしい、
遠浅の海岸でのんびり過ごすと言った方が良いかも知れません。

島に向かう途中、初パラセーリングを体験。
飛び上がった途端すぐに終了してしまったと感じる程楽しかったです。
島は約4キロ強の大きさで、
海水の透明度が高くて有名なんだそうです。
シーウォークで魚と戯れ⁈
何十年かぶりに海にも入ってみました。
おばちゃん頑張りました。
この日以来、カリフォルニアのビーチでも
進んで海に入ることが出来ました。
この秋にはスンバラシイ私のビキニ姿を
お目汚し出来るかも…笑

ムエタイ

ムエタイを観に行きました。
格闘技は近い環境にないので、
あまり観ませんが、
昭和世代の私はテレビに流れる、
異国情緒溢れる音楽に合わせて、
選手がリングで舞う姿が
とても印象に残っていて、
自分の目の前に繰り広げられる儀式と、
歓声と音楽に、入るなり
おおぉっーーーと感動しました。

ムエタイはおよそ400年の歴史があるのだそうです。
ムエタイに対抗して日本で出来たものが、
キックボクシング。
キックボクシングもまた、
昭和のテレビ番組の中で人気でした。

ワイクルーと言われる伝統儀式は、
指導者に捧げる舞なのだそうです。

しっかし、どこの国のオッチャンも、
賭け事好きなんですねー。
キックの度に大歓声。
お母ちゃん待ってるよ、
はやく帰りなさい。

タイ〜ピンクのガネーシャ&ワット・パクナム〜

夫が仕事の間は1人ツアーに入ってみました。
前回頑張ってたくさん観光したので、
今回行き先に少々迷いました。
そしてこんなツアーにしてみました。

ワットサマーン寺院(ピンクのガネーシャ)

 


バンコク市内からツアーバスで1時間半かかって到着しました。
タイで一番の大きさを誇る縦22m横16mあるピンクのガネーシャ像が祀られた100年以上の歴史ある寺院。
即願い事が叶う後でも有名なんだとか。
インスタ映え狙いです、もちろん。
愛嬌のあるこのお顔。


願い事は前に立つねずみが持っているお賽銭箱に
幾らか入れたら、
片方の耳を塞いで願い事が漏れないように
反対側の耳に囁きます。
私が一番長く囁いたかも笑。
地元タイ人にとっても一度は訪れたいお寺の一つとして、日々たくさんの参拝者で賑わっているようです。

次は再びバンコクに2時間半かけて到着した
ワット・パクナム。


なんかとても効率悪いツアーでしたが、
タイの交通事情を考えたら仕方ないのかな。

こちらもインスタで話題の絶景寺院として知られる「ワットパクナム」。
天井に描かれた壮大な壁画には思わず息を飲みました。
仏具などの展示がされてた階を過ぎ、
4階まであがるとエメラルド色をした
仏塔がありました。
ドーム上にはまるで宇宙のような
幻想的な世界観が広がっていました。


実は千葉県成田市に支院があり、
日本との縁のある寺院だそうです。
禅のお寺でもあり、ガイドさんが
座禅を組んでのお参りの仕方を
教えてくれました。
寺院の周りは修行僧がたくさん居て、
ガイドさんに女性は絶対にお坊さんに
触ってはいけないと言われました。
もし触ってしまうと、
修行僧を続ける事が出来ないのだと聞いた
ツアーに参加していた私を含む女性達は、
緊張しながら歩く羽目に。
修行僧が居ないエレベーターの中で、
誰ともなしに、
緊張しますね…ハァー…と溜息。
しかし修行僧は私達の気遣いはさて置き、
自由に気ままにスレスレに歩いています。
ホント何だか疲れたツアーでした。

Moon Shadow 〜Malibu Beach〜

息子が半年ぶりに帰っています。
ちょっと付き合って貰い海を見に行きました。
パリから帰って来て、久しぶりの海は少し遠くまで足を延ばしてMalibu Beach。

潮風と波の音、息子と近況報告。
あの頃は小さくて頼りなかった彼が
蒼く深い海の様に目の前に座っている。
嬉しい反面、

いやいやもう少し母親やらせてよ。

パリ 和カフェのお菓子

パリから無事にカリフォルニアに戻りました。
今回2週間程の滞在中ずっと寝不足だったせいか、
帰りのフライトはウトウト状態でした。
今朝はスッキリ目覚めました!

今回の和カフェのメニュー、備忘録を。

上生菓子 牡丹 :練り切り製
白餡とビーツでほんのりピンクに染めた餡で
小豆餡を包餡しました。
小豆餡にはデーツで、白餡には
モンクフルーツシュガーで
甘味付けをしています。

モリンガ葛餅 : 葛粉、モリンガパウダー、豆乳、モンクフルーツシュガーを使用しています。
モリンガは抹茶と蓬の様な風味が出せる、
和菓子にも良く合う食材です。

琥珀糖 SUMI :寒天を乾燥させる事で、
食べた瞬間はシャリっと、
中はシットリ。
今回はレモン風味にして、
和のテイスト墨をイメージしました。

和三盆 :3種。抹茶、レモンはそれぞれ風味もしっかりとしています。ビーツは殆ど風味が無く和三盆の優しい甘さが楽しめます。

塩っぱいもの。
塩昆布
味噌豆腐
いぶりがっことクリームチーズ

味噌豆腐、いぶりがっこはパリの
日系スーパーで揃える事の出来る食材で
何が出来るか、
パリに着いてからメニューを決めました。
いぶりがっこは特に煙で
アパルトマンのキッチンの探知機が反応したら
どうしよう…と心配し、
ハラハラしながら
じっくりチップで燻しました。

お客様には甘いお菓子と塩っぱい物を
交互に食べてみてください
とお伝えしました。

お客様にメニューは英語でも説明しましたが、
やはりフランス語でもと、
最低の単語で材料や作り方を簡単に
メモでお知らせしました。
その都度熱心に聞いてくださり、
和食のみならず、
日本への関心の高さを感じました。

今回和カフェに来てくださったお客様は、
全て初めてお会いするパリジェンヌ。
ヴィーガンやグルテンフリーに関心がある方、
日本文化に関心がある方、
日本人の友達がいるから来たと言う方、
私に会いたいと思って来てくれた方。
理由はそれぞれですが、
只々感謝です。

何人いらっしゃるか、
予約してくださった方が
本当に来てくださるのか、
終わるまで分からない。
集客、翻訳も通訳も当てが無く、
不安だらけでした。
何処を見ても敵だらけの様に感じた日々の中、
パリジェンヌは優しかった!
お菓子を美味しいと、
パリにまた戻っておいでよと言ってくれた
方々が居たから次に向かえます。

自分なりにこの日まで
ベストを尽くせて 良かった、
これからも心を込めて伝えていこう。

みなさんお一人ずつがアンケートに答えてくださいました。
大切な宝物です。
これからも心の支えになってくれる事でしょう。

今回持参したお皿、抹茶用茶碗は
WASARAさんの物を使用しました。
パリの方々にも既に浸透していて、
みなさんに褒められました。
日本製品がこうして認められている事に、
誇りを感じた時でした。