Life

食のイノベーター

こんにちは。
長い間ブログを放置してしまいました。

2020年の初のお仕事はタイのバンコクでした。
何度もタイに旅をしてタイ料理を習ったり、
タイの素晴らしい伝統工芸品、プラニーバスケットの工房を訪ねたり、街や郊外でタイの人々の生活を見聞きするうちに、この国でも私の表現出来る場所があるのかなと思うようになりました。


ご縁で色々なお知恵をいただき、場合を貸してくださったDecor Craft Studioさんやそのスタッフさんのお陰で、ゼロだった物が可能になる事を知りました。
そしてイベントに繋がり、その場でも出会いがあり、次の表現の場所が出来つつあります。
声をかけてくれて更に繋げてくださる。
とても有難いと思います。

私は生活の中で料理家だなぁと思う場面がしばしばあります。
それはレッスンやワークショップで人前で表現している時より遥かに、地味に家で、キッチンで、またはフライト中に、悩んでいたレシピに光が当たった時、特に強く感じます。
これは最近の出来事ですが、私の中で長く悩んでいたある食材が有りました。
どうしたらもっと効率よく、時間や保存法に左右される事なく、そして何より身体に優しく、健康的で、更に更に食感も良く美味しくならないだろか…。食材の性質上、この様になるのもいたしかたないのですと説明しなくて良い方法があるはずだと。
この問題が先日のイベントで解決出来たのです。
実際にはこの時に作ったメニューの中のレシピが解決してくれたのでした。
偶然からの産物ですが、イノベーションだったと思います。
CalVegan和菓子は2019年に商標登録を取得しました。


ビーガンでグルテンフリーの和菓子に欠かせない小豆餡は今までと同じ製法ですが、白餡に関しては新たなレシピで、小豆餡、白餡共に、より健康的で、内臓から美しくなる、身体に優しい菓子になりました。
今後のCalVegan和菓子のレッスンやワークショップで、みなさんにお伝え出来ると思います。
ご期待いただけると嬉しいです!

2020年明けましておめでとうございます

みなさま、明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり有り難うございました。
カリフォルニアも新しい年を迎えました。
こちらは青空が美しく、穏やかな元旦です。
今朝は早起きして日の出を見てきました。
実は元旦の日の出を見に出かけたのは初めて。
目の前の黒い海が次第に太陽の光で朝焼けとなり、辺りを真っ赤にしだすと、海の中も空も騒がしくなっていきます。
イルカの群れが魚を追い始め、それを頼りに鳥達も集まり、全てのものの平等な一日の始まりが有りました。
今年の元旦もこうして大好きな場所で一日を迎える事が出来た事にいつも以上に感謝を感じています。
当たり前のように思えた事がそうでなくる、
そうでなかった。そんな喪失感を今は少し離れたところから眺めています。
昨年はまさに闘いの年でした。
それが終わった日、旅立ったココの夢を見ました。旅立ってから二年半になりますが二度目の夢でした。やっと逢えたココは眠くて眠くて仕方ないように、抱っこする私を見上げてはうとうとしていました。
ゆっくり休んで、と言われたような気がしました。

さて、今年は慌しくおせちを用意しました。
毎年作る同じおせちですが、私は大好きで、
家族に伝えていきたい物の一つです。


数の子の土佐煮
金柑甘煮
煮しめ
海老のうま煮
栗きんとん
松葉銀杏
アーモンド田作り
黒豆
紅白蒲鉾
煮豚
伊達巻
昆布巻き
烏賊の松笠焼き
里芋の茶巾
なます
お雑煮
十六品
今年は梅りんごはパスです。

初めて夫婦で過ごす大晦日かなぁと思っていましたが、友達ご夫婦が来てくれて食べて飲んで、笑って。楽しい2019年の最後の日を送り、2020年の元旦を迎えました。

2020年の日本は華やかな年になる事でしょう。
世界中にたくさんの発進をし、多方面からの注目を集める。日本の素晴らしさが伝えられる。
私達も新たに尊び、誇らしさを慶び、目覚める大切な年にしたいですね。

私は食を通して日本の良さを伝えたいという基本を大切に、健康や環境にも関わりながら、和菓子や料理を発信していきたいと思います。
この一年で確かに思う事は、
生きているものの心や身体の軸は食事であり、
あらゆる関わりを幸せにします。
毎日を大切な人と同じ物を食べて過ごす。
それだけで健康になれる!

今年もたくさん美しい景色を見に行きたいと思います。自然の中で、海や山、人の暮らしで心を豊かに。身体を動かし、新鮮な物を食べ身体に優しさを注ぎたいです。

レッスンもワークショップも少し止まっていましたがまたブラッシュアップした内容で増やしていきます。
雑誌の方も下手な文章ですが、引き続き発信していきたいと思います。
改めまして、新たなスタートです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

そしてみなさまの2020年も健康と感動と優しさに満ちた年になりますようお祈り申し上げます。

紅葉ハンター②

Happy Thanksgiving !!

こんにちは。
今日は感謝祭の日。
この日アメリカではターキーを焼き家族でテーブルを囲みます。
クリスマスよりも大事な日なので、短い休みでも遠くから家族と過ごす時間を大切に思う人でエアポートは前日から混み合います。
そしてスーパーも然り。
日本の師走の市場の様に、感謝祭のテーブルに並ぶご馳走の為ごった返しで、なるべく早めに準備したいといつも反省するのです。
感謝祭の支度は日本のお正月を迎える準備に似ていると毎年感じるのです。

感謝祭にお料理も大事な物の一つですが、
その日を迎えられた事に感謝したいです。
家族皆んなが健康でいられ、
この一年の数々を受け入れ、
感謝している事を大切にしたいです。

さて、紅葉ハンターの続きを。
京都の紅葉は久しぶり。
そう言えば今年は桜も京都で見ることが出来たのでした。
雨が心配だった初日も京都は曇り空で、
この時期にしてはコートが要らないくらいの温かさ。何処に行っても人、人、また人。
これじゃバスもお年寄りには大変だろうなぁ。
タクシーの運転手さんにしたら、
この人混みでも、ここ数年日本人の京都離れが著しいとの事。
団体さんは多くても、外国人観光客が多くても、
日本人の個人観光客が減ってしまい、
タクシー業界には反映しないとボヤかれました。
民泊、ホテルはどんどん建っても足りない、
やっと見つけても高い。
それなら近くの海外でのんびりしようか。
そうなりますよね笑。
オリンピックの後もっと減りますよ。

お昼は夜のご馳走の為ぼっちで酵素カフェへ。


納豆ドレッシングがツボでした。
さあ、先ずはお礼参りに安井金比羅宮へ。


東寺、大谷本廟をぶらぶらし、
夫と合流して楽しみにしていたリッツ・カールトンで懐石料理。


ホテルは喧騒から離れ、扉を進む度に
特別な空間に入っていく様。

最後のデザートまで久しぶりに完食出来ました。
たくさん食べたので少し散歩しようかと
高台寺のライトアップへ滑り込み。


初日から紅葉も食事もたっぷり楽しみました。
紅葉ハンター続きます。

紅葉ハンター①

こんにちは。
日本に到達してすぐに訪れた栃木県の古峯神社で、晩秋の紅葉ハンターをして来ました。


今年は紅葉が全国的に遅いようで、
11月の半ばではありますが、美しい紅葉を楽しむことが出来ました。

古峯神社は日光の近く鹿沼市にあり、日本武尊を祀り、天狗の杜とも言われ天狗信仰のあつい神社です。


神社から続く古峯が原は1300年前から明治維新まで僧侶の修行の場として在りました。

車窓からの神社に続く川沿いの水は澄んでいて、
美しく色付いた木々が現れます。

そこから続く山肌も秋色に染まっていました。

久しぶりに見た日本の紅葉。
美しいという言葉しか出てきません。

参拝し、直ぐに神社裏手から古峯が原に向かって一般道のカーブした道を歩きます。
この日天気も良かったので、
車やバイクのツーリングを楽しむ人達も上がって来ます。
ハイキングコースは途中から山道に入り、
落ち葉を踏み踏み歩きます。
落ち葉を踏んだり、踏む音を聞きながら歩いたり…。
最後にこんな落ち葉歩きをしたのはいつだっけ?
家族で栗拾いに行った事を思い出しました。
北カリフォルニアに住んでいた頃、
秋になると近くの林に入り散歩しました。
ずっとずっと前の思い出と、
今の体験を重ねてみる。

あ、何かいるよ!
言われた先を見ると、日本猿が数頭沢に降りて来ました。

山の中で猿や熊や鹿に出会うって日本だなぁ。
南カリフォルニアのハイキングで出会う動物は
コヨーテ、ラトルスネーク、鹿、マウンテンライオン、リス。

古峯が原に入ると更に足場が悪くなります。
最近の大雨で余計に荒れたのでしょう。
深い落ち葉のハイキングコースです。
この辺りになると紅葉する木はなくなり、
すっかり葉を落としたツツジの木々をぬって歩きます。
5月からの数ヶ月はツツジか美しく山道を彩るのだそうです。

秋のこの一瞬しかない景色。
歩く度に、この日、この景色はその一瞬の物だと思う。
これが山好きにする魅力かもね。

三枚岩まで2時間強、ずっと登り。
必然的に帰りは下りだぁ。
落ち葉が深いので、足元が隠れてしまっている。
下りの方がずっと緊張する。
必ず転ぶよねーって言われちゃう😭
気を許すとね。

下山して、お昼は山道の入り口でお蕎麦を食べよう!って思ってたけど、じわじわと集まった紅葉狩りの人達満席。相当待たされそう。
諦めて、温泉温泉!
前日光つつじの湯交流館へ。
毎回行き当たりばったりの温泉探し。
行ってみて入る前にやめたりする事も度々ありますが、今回はなかなか良い感じ。
ワンコインでこのクオリティーはなかなか無い。
施設内もお風呂も綺麗。
紅葉を見ながらの露天風呂、あぁ〜極楽。
帰りのドライブは夕陽の中の紅葉と、
富士山のシルエットを見ながら。
後一回紅葉ハンターの企画ちう。

尾瀬ヶ原 ハイキング〜夏のおもいで〜

こんにちは。
Mt. Shastaが楽しかったので、
日本滞在中もハイキングに行って来ました。
日帰り出来なくはないけれど、
少し離れた場所。
ついでに温泉入れたらいいねって、
探して探して尾瀬ヶ原に。
調べるとハイキングコースは初級レベル。
なだらかなコースで風景も楽しめそう!
前日まで雨でしかも雨夫婦なので、レインスーツも調達して向かいました。
久しぶりにカー・シェアしてレッツラゴー。

夏休み最後の週末でしたが、渋滞もなく3時間程でハイウェイを降りました。
週末はマイカー規制をしているので、
尾瀬ヶ原のハイキングコースまでは、
鳩待峠で乗り合いバスかタクシーで向かいます。
バスの中はグループさん達がどのコースにしようかと話してしましたが、私達はノープラン。
こんなのでいいのかしら…。
コース入口からの帰りのバスの最終便は17:20。
11時過ぎに歩き始めた私達、この時は余裕と思っていました。
初級レベルのコースは歩き始めると、
綺麗に整理してありますが、
岩がゴロゴロと出た階段の下りが
3キロ強続きました。
帰りは登りか…なんか嫌な予感。
早朝歩き終えた人達が階段の所々で休んでいます。
なんかお疲れな感じよ、みなさん。
最初の休憩地、
山の鼻ビジターセンターで一度休憩。

ここからSNSで見慣れた尾瀬ヶ原の風景が始まりました。
折り返し点の見晴まで6キロ。2ヶ所の休憩場を通りながら、板が敷かれた湿地帯を
歩きとランニングを繰り返しながら進みます。
途中何度も”帰りの登りの為に無理するな〜!”
と夫に注意されるので、
走りたいの抑えるのが大変!
私ってせっかちだったのかも。

折り返し点の見晴は、高台にあるのかと想像していましたが、弥四郎小屋という宿泊所や
食事が出来るお店、お土産屋さん、
コースショップが有りました。この先も山に向かうコースは続いていますが、
今回は初めての尾瀬ヶ原。
ここまで9キロ強の道のり。
この場所から折り返す事にします。
お昼は弥四郎小屋前の広場でおにぎり🍙
あー美味しい!早起きして作って良かった!
弥四郎清水も湧いていて、
疲れた身体に染み入る冷たさ。


弥四郎小屋のコーヒーショップのコーヒーは
もちろんこの清水で丁寧に淹れてくれます。
コーヒーが得意でない私が、久しぶりに美味しい!と感じました。


窮屈な足を解放して静かな居心地の良い
コーヒーショップで暫く休憩。
あっ、いけない!そろそろ出発しないと
帰りのバスに間に合わなくなる?
ループになっている復路を進みます。

“走りたいだろうけど登りがあるから我慢して!”
“はーい、わかってまーす”
走らないけど、早歩きならいいかしら、ぷぷぷ。

尾瀬の花というと、”夏の思い出”という歌に
あるように水芭蕉のイメージですよね。
この時期はアザミやワレモコウ、
ツリガネニンジンのような、
紫色の花が特に復路に目立ちました。
トンボは歩く度に足元にいて、
早くも紅葉している紅葉もあり、
尾瀬の秋が近い事を知りました。
湿地を歩く往路に対して、
復路は川に沿いながら橋を渡ったりと
違う風景です。
もと来た最初の休憩所に戻り、
ベンチで背中の荷物を降ろして寝っ転がります。
グッ〜と背伸びして登り道へいざ!

尾瀬ヶ原は熊が出没するので、
あちこちに注意看板と鐘が置いてあります。
往路の宿泊所の前でも数人の管理係の人達が、
熊の出没した付近を調べていました。
そして私達の目の前にも突然の熊の出没!


二頭の子熊が居ます。
ハイキングコースは板場になっているので、
それに沿うしか行き場がありません。
3,40メートル先の子熊は
気がついていないようで、
コース上をジャレ合って遊んでいます。
子熊の近くにはきっと親熊がいるでしょう。
後ろから来た人達に熊の事を知らせると、
鐘を鳴らし、熊よけの笛を吹く人も居て、
熊がコースから離れるまで待ちました。
程なく管理係の人が来てくれて、
安全を確認してくれてまた歩き始めました。
思わぬハプニングでバスの時間が心配!
登り階段は休んでいられそうにありません。

ハイキングコースの入り口に戻り、
汗を拭い、冷たい水で顔を洗って沈めます。
あー腰も脚もヘロヘロ。
歩いた距離ちょうど20キロ。29250歩。
“あと750歩歩いて来る!”と言うと、
すかさず“やめなさい”と。

乗り合いバスで鳩待峠まで戻り、
ふぁーって一息。車でお宿に向かいました。


山の中の静かで落ち着いた旅館では、
弱アルカリ性温泉とご馳走で癒されました。
これで寝落ちるはず。
けどそうはいかなかった泣ー。
あまりに疲れた日ほど人間って眠れない。
私ってせっかちで、繊細?
いえいえ、果てしなく
単純ギャートルズだったのです。
翌朝、温泉に入り、朝食をいただき
昨日立ち寄った野菜の直売店に向かいました。
とうもろこし、トマト、舞茸、きゅうり、
こんにゃく、梨、デラウェア、プラム。
今晩のお夕飯は新鮮なお野菜。


大切に育てられたお野菜、ご馳走さまでしたー。

Mt. Shasta 〜4日目最終日〜

こんにちは。
シャスタでの休日も今日が最終日。
夜の便まで時間があるので、
シャスタの残雪まで歩く事にしました。


昨晩夕陽を眺めたパーキングは標高約3600m。
山頂は約4600m。
肉眼だと簡単に手が届きそうな錯覚が起きます。
いやいや、甘くみちゃいけません笑。


さて、歩き出して20分もしたら一番近い残雪まで
着いてしまいました。
この先は私の靴では凍った雪の上を歩いて
行けそうにありません。
残念だけど目的を果たしたので良しとしました。
なんだか消化不良。
もう一つトレイル行きますか!


近くのBunny Flat Trailへ。
このトレイルは比較的なだらかな道で、
景色も森の中で、木々や野花を見ながら歩けます。

南カリフォルニアでは見れない、
可愛らしい苔やモス。
私こんなトレイルだと必ず走りたくなってしまうんです。
ちょっとだけ走ろうよ!
お、いいね!

シャスタの魅力とは。
美しい姿もそうですが、
そこから続く山々や、流れ落ちる滝や、
なみなみと湛える湖や、ブルー・ジェイの飛び交う森も全てを包む、大きな静寂だと感じました。
静寂を体感する事は、自ら身を置かない限り
なかなか難しいものです。
静寂の中で自分がたてる音は、
小さなさざ波になって、ざわざわとした不安にも、ワクワクとした高揚にもなり、
自分を苦しめ、癒すのも、自分自身の打つ音。
思いっきり、静けさを受け止めながら過ごせる。
そこがシャスタの魅力なんだと感じました。

Reddingで小型機に乗り、SFOで乗り継いで
我が家に戻りました。
Reddingは内陸なので、
その日の気温は42℃!!
危険な暑さです。
夏のラスベガスと同じような暑さ。
旅も好きですが、我が家に戻るとやっぱり嬉しい。
楽しい時間を過ごせた事に感謝です。
特にばあさんを引っ張って山登りしたじいさんに笑。

Mt. Shasta 〜3日目〜

こんにちは。

今日のビッグイベントはCastle Lake からHeart Lake, 更に二つ目のHeart Lakeを探してCastle Peak, 山頂まで歩く事!


見知らぬ人のブログ頼りに出発です。
ホテルから20分程の Castle Lakeは着くと車で寝泊まりした若者が一人、やや気怠そうに車から出てきたところでした。


もう一人レイクのほとりに座って静かに瞑想する女性。
湖水ははるか遠くまで透き通って、
ただただ深静。
歯を磨いていた若者が突然湖に飛び込み、
浮かぶ石の上に立ち、
今度は前から立っていた朽木のように、
全く動かず身体を温め始める。
私達はその湖を右に見ながらトレイルを進みます。
見つけたブログには超難関と書いて有りました。
ハートレイクは導かれた人が行ける場所と。
そうなると私達夫婦はやったるぜ!
となる訳です。
諦めはしないけど、
段々と無口になって行くのを、
夫に励まされ岩場をよじ登ります。
あー、昨日線路沿いのガタガタ道を歩いていて
良かった!
時々短い休憩を入れて、1時間半弱で
ハートレイクに辿り着きました!


あれれ?ハートね。
うんうん…とあるあるな雰囲気。
マットを広げ、ヨガを始めるグループ。
それよりその小さなハートレイクの周りに
広がる景色はMt. Rainier の
“パラダイス”の様で、
夏の野花が咲き、風に揺れて美しい。
そんな景色を楽しみ、二つ目のハートレイク
を目指して山頂に進みます。


振り返るとシャスタ山、
下を覗くとキャッスル・レイク。
陽射しは強くても風が癒します。
さあ、ここからがチャレンジ!
足場も悪い岩場をただただ上に上に歩く歩く。
3000メートル程なので少し苦しくなって
休憩を何度か入れ、水分も補給します。
40分程かかり到着した山頂で
二つ目のハートレイクを探します。
あれれ、無いね…。
夫もあちこち探しますが見つからない。
確か山頂直ぐに有ると書いてあったよね⁇
勘違い?
でもこの景色はここに立たないと見れない景色。
あーおにぎり持って来れば良かった!
パワーバーを食べながら思います。
おにぎりってソウルフードね。
さあ帰ろっか。


男性二人と四頭の大型犬が上がって来ました。
舌を長く垂らし登り着く。
人間と犬とこんな体験を共有できるって
素晴らしい。
魂が交わるような体験。
今度もしチャンスが来たら…。

降りる方が大変だから覚悟しないとね。
老夫婦は言い聞かせ合わないと
暴走しがちです。
ふと見ると、小さい水溜り。
あれ?これハートに見えない?
見えるよね?まさか、
これが二つ目のハートレイク?だったのかな笑。
二つ目のハートレイクは
最初に見つけたものの直ぐ奥に有りました。
こんな物よ、いつだって笑。
降りる途中尻もちをついたお尻を撫でながら、
同じくらいの時間をかけて
キャッスル・レイク
まで帰りました。
その頃には湖の周りには人も増え、
椅子に座って本む人、
湖を泳ぐ人、瞑想する人。
全ての人達が静かな湖を楽しんでいました。
私達も窮屈な足を解放して、
そっと湖に入ります。
ぽとん、と水に入る音が聞こえるよう。
シャスタの魅力ってこれかしら。

そして向かったのは、また水の有る場所。
クリスタル・ガイシャーの水源に水を汲みに。
予約したイタリアンレストランは
この日寿司ナイト笑。
何でもいいよ、面白いじゃん。
昨晩星を見に行ったBunny Flatの先は
どこまで行けるか行ってみようと、
シャスタ山の山頂目指して車でゴー!


かなり高く、3700mにパーキングが有ります。
この先は4600mの山頂までトレイルがあります。
この晩は夕陽が沈むのを静かに待つ人達と、
この場所で、この一瞬を楽しみ過ごしました。

明日は最終日。
シャスタの雪目指して歩きます。

Mt. Shasta 〜2日目〜

Mt. Shasta 〜2日目〜

9月のタイ料理レッスンの参加者募集始まりました。
詳細はこちらです。
http://www.terumikoga.com/archives/2755

2日目の朝は先ずLake Siskiyou へ。
ダウンタウンから25分で大体の見所に
到着出来るのは魅力ですよね。


波もなく、音もない。
湖面がまるで鏡のよう。
しーんと静まった大きく包まれるような印象でした。
ここでは1時間程カヌーで湖を楽しみました。
しかし、私何度カヌーをしても下手っぴ。
試しに私一人漕いでみたけど、全く進んでいない
事が判明し、夫にはクルクル回っているだけだね、と笑われました。
確かに…。
その後は楽しみにしていたMossbrea Fallsへ。
この神秘的な滝も楽しみでしたが、
この滝までの行き方がまたトリッキーでした。
途中道に迷っていると、同じように探している
家族がいて、親切に教えてくれました。
車を路上にパーキングして、
住宅地のコミュニティーに入っていくと、
線路が出てきました。


映画 Stand by meのロケ地であるこの線路沿いを
歩いて行くのです。
巨匠 スティーブン・キング原作、1986年公開でした。
今も活躍する俳優さんが、幼い顔で蘇ります。
凄く衝撃的で、自由で、切ないストーリー。

映画の話で盛り上がって歩いていると、
25分に一度くらいで貨物列車が真横を通り過ぎて行きます。
こんな経験ないので、ハラハラなんですが、
それさえも映画に結びついて、
汽車だー!逃げろー!って。
ガタガタの道楽しい!

陸橋の手間から滝に降ります。
どの滝も、近づくと一瞬で空気が変わるのも
暑さと疲れを癒してくれます。


Mossbrea Falls
レースの様なビーズの様な、
滴る水が一面に飛び散り、周りのツタや苔を
潤しています。
白糸の滝、華厳の滝、那智の滝、ナイアガラの滝、それぞれ好きですが私の中では一番の滝になりました。
しばらく滝の癒しを堪能した私達は、
また同じ線路沿いの石ころガタガタ道を
戻ります。

そして次は温水へゴー!
Stewart Mineral Spring

Bath House


貴重品を入れるロッカーなどは無いため、
車に置くしか有りませんが、
Mt. Shastaは基本的に平和な人びとが多いので、
安心ですね。
水着の人、バスタオル1枚の人、
それぞれ自由ですが、ヌードはNG。
静かに過ごし、アルコール、ドラッグもNG。
名前を呼ばれるまでは着替えをして、
川やサウナで過ごします。
呼ばれたら、プライベートバスタブが準備
されているので、バスタブ一つある小部屋に
入り、自分で温泉の湯を調整して入ります。
お湯はとろんとした、柔らかいお湯です。
プライベートバスタブは90分使用可能ですので、
先ずは温泉、そしてサウナ、川へザブン!
を3回繰り返し出来ます。
サウナは薪で、じっくり温まり汗もたっぷり。
川に足を入れると、それはそれは心臓が
止まるくらい冷たいのですが、
覚悟してエイヤっと飛び込みました。
ホント心臓が止まりそう!
私達は2回ドボンでせいぜいでしたが、
さすがみなさん体感温度が違い過ぎ!
いつまでも入っていられるなんて、
宇宙人ですか笑

温泉を出たらCity of Mt. Shastaへ行き、
Crystal GeyserのHead of Waterを汲みました。

この場所も不思議なところで、
住民が生活用のお水をたくさん汲みに来ます。
みなさん、平和な人びと。
滝にお祈りして、水に感謝して、
セージを炊き歌を歌い、
ハグをして帰って行きます。
日頃、LAでもOCでも、
ましてや東京では絶対に見られない光景に、
夫婦ガン見。
ポカン…。
1970年代とかのヒッピー文化はこんな感じ?
それにしても、みなさん美男美女!
ありのままなのが美しさを更に強調して、
また美しいなぁとポカン…。

汲みたての冷たい水で潤したら、
夜は星空探検。
Mt. Shastaの中腹、Bunny Flatまでドライブ。
満月の夜で、月のあかりが強すぎて星が見えない!
満天の星空を想像していましたが、この日は
そこまで見れませんでした。
夫は何度か流れ星を見たそうですよ。
明日はいよいよトライアルなトレイルを行きますよ!

Mt. Shasta 〜1日目〜

こんにちは。
今年の夏はMt. Shasta National Parkで
過ごしました。
Mt. Shastaは余り観光地化されてなく、
そんなところも魅力なのでしょうが、
なんと言っても、Mt. Shastaに呼ばれた
感じがして訪れると言う人が多く、
スピリチュアルな聖地としても有名ですよね。

先ずは朝早いフライトでSFOへ。
乗り継いでReddingまで行くのですが、
よく問題があると聞いたのは
既にチケットを取った後。
約2時間遅れてSFOを出発し、
50分程でRedding に到着。
これから先、4日間食事は期待していません。
けど今はファーストフード店で、
ビーガンバーガーが買えるので、
子供達が小さな頃の国立公園への旅行と比べると
便利な時代になりました。
私達も年齢的に毎日バーガーやピザは
厳しい年頃ですので、ビーガンでない私達も
選べる環境は有り難いです。

田舎街の小さな空港から1時間半程
目指すMt. Shasta まで車で北に向かいます。
HWYから突然美しいMt. Shasta が現れます。


標高4321m。頂には雪が残っています。
ホテルにチェックインしたら、
カリフォルニアで1番美しいと言われる滝、
Burney Fallsに向かいました。


舗装されたトレイルに沿って行くと、
空気の変化と同時に良い気を感じます。


山からの水を轟々と滴らせ、
山や川の生息物を恵み、人を癒す滝でした。
勢い裸足になっても、
水にどっぷりと浸かるほどの度胸がなく、
1日目としてはまあこんなもんでしょ、
なんて言いながら靴を履く。
更にBurney Falls trailは初日に優しい距離。


さあ、明日からは歩くぞー。

カズです

こんにちは。
昨日まで数日ですが、
娘のワンコを預かりました。


犬の居ない生活が始まってから2年。
それと同時に私の生活がすっかり変わりました。
この数日はココが若い時に
暮らしていた頃のように、
アテンションが必要な
わからんちんを相手に楽しみました。
特に夫は私が発熱したばかりに、
世話を一気に引き受けてくれたので
助かりました。
カズの名前はCosmos でカズと呼んでいます。
元々娘の友達がフォスターペアレントで
預かっていたワンコで、
友達が続けていけなくなり、
シェルターに返さなくてはいけない事を知り、
引き取った仔犬でした。
娘が預かってからまだ1年にはなりませんが、
すっかり依存してしまっています笑。
食べて、遊んで、寝る事の為に
一生懸命な姿を見て、羨ましいと感じます。
食べて、遊んで、寝る。
心配も不安も関係ない!
本当は普通の事。
カズのような小さな子に気付かされます。
また時々このブログに登場するかも知れません。
どうぞよろしくお願いします🐾