こんにちは。
Mt. Shastaが楽しかったので、
日本滞在中もハイキングに行って来ました。
日帰り出来なくはないけれど、
少し離れた場所。
ついでに温泉入れたらいいねって、
探して探して尾瀬ヶ原に。
調べるとハイキングコースは初級レベル。
なだらかなコースで風景も楽しめそう!
前日まで雨でしかも雨夫婦なので、レインスーツも調達して向かいました。
久しぶりにカー・シェアしてレッツラゴー。
夏休み最後の週末でしたが、渋滞もなく3時間程でハイウェイを降りました。
週末はマイカー規制をしているので、
尾瀬ヶ原のハイキングコースまでは、
鳩待峠で乗り合いバスかタクシーで向かいます。
バスの中はグループさん達がどのコースにしようかと話してしましたが、私達はノープラン。
こんなのでいいのかしら…。
コース入口からの帰りのバスの最終便は17:20。
11時過ぎに歩き始めた私達、この時は余裕と思っていました。
初級レベルのコースは歩き始めると、
綺麗に整理してありますが、
岩がゴロゴロと出た階段の下りが
3キロ強続きました。
帰りは登りか…なんか嫌な予感。
早朝歩き終えた人達が階段の所々で休んでいます。
なんかお疲れな感じよ、みなさん。
最初の休憩地、
山の鼻ビジターセンターで一度休憩。
ここからSNSで見慣れた尾瀬ヶ原の風景が始まりました。
折り返し点の見晴まで6キロ。2ヶ所の休憩場を通りながら、板が敷かれた湿地帯を
歩きとランニングを繰り返しながら進みます。
途中何度も”帰りの登りの為に無理するな〜!”
と夫に注意されるので、
走りたいの抑えるのが大変!
私ってせっかちだったのかも。
折り返し点の見晴は、高台にあるのかと想像していましたが、弥四郎小屋という宿泊所や
食事が出来るお店、お土産屋さん、
コースショップが有りました。この先も山に向かうコースは続いていますが、
今回は初めての尾瀬ヶ原。
ここまで9キロ強の道のり。
この場所から折り返す事にします。
お昼は弥四郎小屋前の広場でおにぎり🍙
あー美味しい!早起きして作って良かった!
弥四郎清水も湧いていて、
疲れた身体に染み入る冷たさ。
弥四郎小屋のコーヒーショップのコーヒーは
もちろんこの清水で丁寧に淹れてくれます。
コーヒーが得意でない私が、久しぶりに美味しい!と感じました。
窮屈な足を解放して静かな居心地の良い
コーヒーショップで暫く休憩。
あっ、いけない!そろそろ出発しないと
帰りのバスに間に合わなくなる?
ループになっている復路を進みます。
“走りたいだろうけど登りがあるから我慢して!”
“はーい、わかってまーす”
走らないけど、早歩きならいいかしら、ぷぷぷ。
尾瀬の花というと、”夏の思い出”という歌に
あるように水芭蕉のイメージですよね。
この時期はアザミやワレモコウ、
ツリガネニンジンのような、
紫色の花が特に復路に目立ちました。
トンボは歩く度に足元にいて、
早くも紅葉している紅葉もあり、
尾瀬の秋が近い事を知りました。
湿地を歩く往路に対して、
復路は川に沿いながら橋を渡ったりと
違う風景です。
もと来た最初の休憩所に戻り、
ベンチで背中の荷物を降ろして寝っ転がります。
グッ〜と背伸びして登り道へいざ!
尾瀬ヶ原は熊が出没するので、
あちこちに注意看板と鐘が置いてあります。
往路の宿泊所の前でも数人の管理係の人達が、
熊の出没した付近を調べていました。
そして私達の目の前にも突然の熊の出没!
二頭の子熊が居ます。
ハイキングコースは板場になっているので、
それに沿うしか行き場がありません。
3,40メートル先の子熊は
気がついていないようで、
コース上をジャレ合って遊んでいます。
子熊の近くにはきっと親熊がいるでしょう。
後ろから来た人達に熊の事を知らせると、
鐘を鳴らし、熊よけの笛を吹く人も居て、
熊がコースから離れるまで待ちました。
程なく管理係の人が来てくれて、
安全を確認してくれてまた歩き始めました。
思わぬハプニングでバスの時間が心配!
登り階段は休んでいられそうにありません。
ハイキングコースの入り口に戻り、
汗を拭い、冷たい水で顔を洗って沈めます。
あー腰も脚もヘロヘロ。
歩いた距離ちょうど20キロ。29250歩。
“あと750歩歩いて来る!”と言うと、
すかさず“やめなさい”と。
乗り合いバスで鳩待峠まで戻り、
ふぁーって一息。車でお宿に向かいました。
山の中の静かで落ち着いた旅館では、
弱アルカリ性温泉とご馳走で癒されました。
これで寝落ちるはず。
けどそうはいかなかった泣ー。
あまりに疲れた日ほど人間って眠れない。
私ってせっかちで、繊細?
いえいえ、果てしなく
単純ギャートルズだったのです。
翌朝、温泉に入り、朝食をいただき
昨日立ち寄った野菜の直売店に向かいました。
とうもろこし、トマト、舞茸、きゅうり、
こんにゃく、梨、デラウェア、プラム。
今晩のお夕飯は新鮮なお野菜。
大切に育てられたお野菜、ご馳走さまでしたー。