月別アーカイブ: 2019年8月

Mt. Shasta 〜4日目最終日〜

こんにちは。
シャスタでの休日も今日が最終日。
夜の便まで時間があるので、
シャスタの残雪まで歩く事にしました。


昨晩夕陽を眺めたパーキングは標高約3600m。
山頂は約4600m。
肉眼だと簡単に手が届きそうな錯覚が起きます。
いやいや、甘くみちゃいけません笑。


さて、歩き出して20分もしたら一番近い残雪まで
着いてしまいました。
この先は私の靴では凍った雪の上を歩いて
行けそうにありません。
残念だけど目的を果たしたので良しとしました。
なんだか消化不良。
もう一つトレイル行きますか!


近くのBunny Flat Trailへ。
このトレイルは比較的なだらかな道で、
景色も森の中で、木々や野花を見ながら歩けます。

南カリフォルニアでは見れない、
可愛らしい苔やモス。
私こんなトレイルだと必ず走りたくなってしまうんです。
ちょっとだけ走ろうよ!
お、いいね!

シャスタの魅力とは。
美しい姿もそうですが、
そこから続く山々や、流れ落ちる滝や、
なみなみと湛える湖や、ブルー・ジェイの飛び交う森も全てを包む、大きな静寂だと感じました。
静寂を体感する事は、自ら身を置かない限り
なかなか難しいものです。
静寂の中で自分がたてる音は、
小さなさざ波になって、ざわざわとした不安にも、ワクワクとした高揚にもなり、
自分を苦しめ、癒すのも、自分自身の打つ音。
思いっきり、静けさを受け止めながら過ごせる。
そこがシャスタの魅力なんだと感じました。

Reddingで小型機に乗り、SFOで乗り継いで
我が家に戻りました。
Reddingは内陸なので、
その日の気温は42℃!!
危険な暑さです。
夏のラスベガスと同じような暑さ。
旅も好きですが、我が家に戻るとやっぱり嬉しい。
楽しい時間を過ごせた事に感謝です。
特にばあさんを引っ張って山登りしたじいさんに笑。

Mt. Shasta 〜3日目〜

こんにちは。

今日のビッグイベントはCastle Lake からHeart Lake, 更に二つ目のHeart Lakeを探してCastle Peak, 山頂まで歩く事!


見知らぬ人のブログ頼りに出発です。
ホテルから20分程の Castle Lakeは着くと車で寝泊まりした若者が一人、やや気怠そうに車から出てきたところでした。


もう一人レイクのほとりに座って静かに瞑想する女性。
湖水ははるか遠くまで透き通って、
ただただ深静。
歯を磨いていた若者が突然湖に飛び込み、
浮かぶ石の上に立ち、
今度は前から立っていた朽木のように、
全く動かず身体を温め始める。
私達はその湖を右に見ながらトレイルを進みます。
見つけたブログには超難関と書いて有りました。
ハートレイクは導かれた人が行ける場所と。
そうなると私達夫婦はやったるぜ!
となる訳です。
諦めはしないけど、
段々と無口になって行くのを、
夫に励まされ岩場をよじ登ります。
あー、昨日線路沿いのガタガタ道を歩いていて
良かった!
時々短い休憩を入れて、1時間半弱で
ハートレイクに辿り着きました!


あれれ?ハートね。
うんうん…とあるあるな雰囲気。
マットを広げ、ヨガを始めるグループ。
それよりその小さなハートレイクの周りに
広がる景色はMt. Rainier の
“パラダイス”の様で、
夏の野花が咲き、風に揺れて美しい。
そんな景色を楽しみ、二つ目のハートレイク
を目指して山頂に進みます。


振り返るとシャスタ山、
下を覗くとキャッスル・レイク。
陽射しは強くても風が癒します。
さあ、ここからがチャレンジ!
足場も悪い岩場をただただ上に上に歩く歩く。
3000メートル程なので少し苦しくなって
休憩を何度か入れ、水分も補給します。
40分程かかり到着した山頂で
二つ目のハートレイクを探します。
あれれ、無いね…。
夫もあちこち探しますが見つからない。
確か山頂直ぐに有ると書いてあったよね⁇
勘違い?
でもこの景色はここに立たないと見れない景色。
あーおにぎり持って来れば良かった!
パワーバーを食べながら思います。
おにぎりってソウルフードね。
さあ帰ろっか。


男性二人と四頭の大型犬が上がって来ました。
舌を長く垂らし登り着く。
人間と犬とこんな体験を共有できるって
素晴らしい。
魂が交わるような体験。
今度もしチャンスが来たら…。

降りる方が大変だから覚悟しないとね。
老夫婦は言い聞かせ合わないと
暴走しがちです。
ふと見ると、小さい水溜り。
あれ?これハートに見えない?
見えるよね?まさか、
これが二つ目のハートレイク?だったのかな笑。
二つ目のハートレイクは
最初に見つけたものの直ぐ奥に有りました。
こんな物よ、いつだって笑。
降りる途中尻もちをついたお尻を撫でながら、
同じくらいの時間をかけて
キャッスル・レイク
まで帰りました。
その頃には湖の周りには人も増え、
椅子に座って本む人、
湖を泳ぐ人、瞑想する人。
全ての人達が静かな湖を楽しんでいました。
私達も窮屈な足を解放して、
そっと湖に入ります。
ぽとん、と水に入る音が聞こえるよう。
シャスタの魅力ってこれかしら。

そして向かったのは、また水の有る場所。
クリスタル・ガイシャーの水源に水を汲みに。
予約したイタリアンレストランは
この日寿司ナイト笑。
何でもいいよ、面白いじゃん。
昨晩星を見に行ったBunny Flatの先は
どこまで行けるか行ってみようと、
シャスタ山の山頂目指して車でゴー!


かなり高く、3700mにパーキングが有ります。
この先は4600mの山頂までトレイルがあります。
この晩は夕陽が沈むのを静かに待つ人達と、
この場所で、この一瞬を楽しみ過ごしました。

明日は最終日。
シャスタの雪目指して歩きます。

Mt. Shasta 〜2日目〜

Mt. Shasta 〜2日目〜

9月のタイ料理レッスンの参加者募集始まりました。
詳細はこちらです。
http://www.terumikoga.com/archives/2755

2日目の朝は先ずLake Siskiyou へ。
ダウンタウンから25分で大体の見所に
到着出来るのは魅力ですよね。


波もなく、音もない。
湖面がまるで鏡のよう。
しーんと静まった大きく包まれるような印象でした。
ここでは1時間程カヌーで湖を楽しみました。
しかし、私何度カヌーをしても下手っぴ。
試しに私一人漕いでみたけど、全く進んでいない
事が判明し、夫にはクルクル回っているだけだね、と笑われました。
確かに…。
その後は楽しみにしていたMossbrea Fallsへ。
この神秘的な滝も楽しみでしたが、
この滝までの行き方がまたトリッキーでした。
途中道に迷っていると、同じように探している
家族がいて、親切に教えてくれました。
車を路上にパーキングして、
住宅地のコミュニティーに入っていくと、
線路が出てきました。


映画 Stand by meのロケ地であるこの線路沿いを
歩いて行くのです。
巨匠 スティーブン・キング原作、1986年公開でした。
今も活躍する俳優さんが、幼い顔で蘇ります。
凄く衝撃的で、自由で、切ないストーリー。

映画の話で盛り上がって歩いていると、
25分に一度くらいで貨物列車が真横を通り過ぎて行きます。
こんな経験ないので、ハラハラなんですが、
それさえも映画に結びついて、
汽車だー!逃げろー!って。
ガタガタの道楽しい!

陸橋の手間から滝に降ります。
どの滝も、近づくと一瞬で空気が変わるのも
暑さと疲れを癒してくれます。


Mossbrea Falls
レースの様なビーズの様な、
滴る水が一面に飛び散り、周りのツタや苔を
潤しています。
白糸の滝、華厳の滝、那智の滝、ナイアガラの滝、それぞれ好きですが私の中では一番の滝になりました。
しばらく滝の癒しを堪能した私達は、
また同じ線路沿いの石ころガタガタ道を
戻ります。

そして次は温水へゴー!
Stewart Mineral Spring

Bath House


貴重品を入れるロッカーなどは無いため、
車に置くしか有りませんが、
Mt. Shastaは基本的に平和な人びとが多いので、
安心ですね。
水着の人、バスタオル1枚の人、
それぞれ自由ですが、ヌードはNG。
静かに過ごし、アルコール、ドラッグもNG。
名前を呼ばれるまでは着替えをして、
川やサウナで過ごします。
呼ばれたら、プライベートバスタブが準備
されているので、バスタブ一つある小部屋に
入り、自分で温泉の湯を調整して入ります。
お湯はとろんとした、柔らかいお湯です。
プライベートバスタブは90分使用可能ですので、
先ずは温泉、そしてサウナ、川へザブン!
を3回繰り返し出来ます。
サウナは薪で、じっくり温まり汗もたっぷり。
川に足を入れると、それはそれは心臓が
止まるくらい冷たいのですが、
覚悟してエイヤっと飛び込みました。
ホント心臓が止まりそう!
私達は2回ドボンでせいぜいでしたが、
さすがみなさん体感温度が違い過ぎ!
いつまでも入っていられるなんて、
宇宙人ですか笑

温泉を出たらCity of Mt. Shastaへ行き、
Crystal GeyserのHead of Waterを汲みました。

この場所も不思議なところで、
住民が生活用のお水をたくさん汲みに来ます。
みなさん、平和な人びと。
滝にお祈りして、水に感謝して、
セージを炊き歌を歌い、
ハグをして帰って行きます。
日頃、LAでもOCでも、
ましてや東京では絶対に見られない光景に、
夫婦ガン見。
ポカン…。
1970年代とかのヒッピー文化はこんな感じ?
それにしても、みなさん美男美女!
ありのままなのが美しさを更に強調して、
また美しいなぁとポカン…。

汲みたての冷たい水で潤したら、
夜は星空探検。
Mt. Shastaの中腹、Bunny Flatまでドライブ。
満月の夜で、月のあかりが強すぎて星が見えない!
満天の星空を想像していましたが、この日は
そこまで見れませんでした。
夫は何度か流れ星を見たそうですよ。
明日はいよいよトライアルなトレイルを行きますよ!

9月のタイ料理レッスン参加募集します

みなさまこんにちは!
ご無沙汰しております。
先月タイの料理学校で学んで来た、
とびきり美味しいメニューをレッスンにしたいと思います。


9月18(水), 19(木) 10:00-13:00
$80-
メニュー:
スペアリブと大根のスープ
シュリンプカレー
鶏肉のパンダンリーフ包み揚げ
ソムタム/パパイヤサラダ
ココナッツぜんざい

レッドカレーはペーストをクロック(タイのすり鉢)で手作りします。
ナムチムジャオ(甘酸っぱいソース)も簡単にご紹介します。
タイ料理で汗をかき、楽しい夏のひと時をご一緒出来たらと思います。
お申込み、お問い合わせはこちらまで

dinette.omamagoto@gmail.com

ぜひご参加くださいませ!

古賀史美

Mt. Shasta 〜1日目〜

こんにちは。
今年の夏はMt. Shasta National Parkで
過ごしました。
Mt. Shastaは余り観光地化されてなく、
そんなところも魅力なのでしょうが、
なんと言っても、Mt. Shastaに呼ばれた
感じがして訪れると言う人が多く、
スピリチュアルな聖地としても有名ですよね。

先ずは朝早いフライトでSFOへ。
乗り継いでReddingまで行くのですが、
よく問題があると聞いたのは
既にチケットを取った後。
約2時間遅れてSFOを出発し、
50分程でRedding に到着。
これから先、4日間食事は期待していません。
けど今はファーストフード店で、
ビーガンバーガーが買えるので、
子供達が小さな頃の国立公園への旅行と比べると
便利な時代になりました。
私達も年齢的に毎日バーガーやピザは
厳しい年頃ですので、ビーガンでない私達も
選べる環境は有り難いです。

田舎街の小さな空港から1時間半程
目指すMt. Shasta まで車で北に向かいます。
HWYから突然美しいMt. Shasta が現れます。


標高4321m。頂には雪が残っています。
ホテルにチェックインしたら、
カリフォルニアで1番美しいと言われる滝、
Burney Fallsに向かいました。


舗装されたトレイルに沿って行くと、
空気の変化と同時に良い気を感じます。


山からの水を轟々と滴らせ、
山や川の生息物を恵み、人を癒す滝でした。
勢い裸足になっても、
水にどっぷりと浸かるほどの度胸がなく、
1日目としてはまあこんなもんでしょ、
なんて言いながら靴を履く。
更にBurney Falls trailは初日に優しい距離。


さあ、明日からは歩くぞー。

西瓜 〜ココの誕生日和菓子〜

こんにちは。
夏休みは北カリフォルニアのMt. Shasta
国立公園で過ごしています。
日頃、飛行機移動の多い私達には
大自然の中に浸る事が必要なんです。
毎日トレイルを歩いたり、湖でカヤックしたり、
温泉に入ったり、ヘトヘトになって過ごす事が
とても気持ちいいのです。

今日はココの17回目の誕生日。


西瓜が大好きだったっけ。
錦玉に練り切りの西瓜を浮かべました。
錦玉が濁るのは糖分が市販の透明なものより、
ずっと少ないからなんです。


おめでとう!
Missing you.

入道雲 立秋 〜二十四節気の和菓子〜

こんにちは。
8月8日は立秋でした。
連日猛暑が続く日本で、なかなか秋の気分には
なりませんね。
立秋らしい菓子をと思いましたが、
今年は入道雲になりました。


二十四節気の菓子を作っているとは言え、
その年に感じる事は違いがあるはずで、
そういう意味では感じるままもアリかも知れません。


盆踊り、花火、灯篭、風鈴、蝉の声、かき氷、西瓜、
向日葵、海水浴、麦わら帽子、甲子園…。
まだまだこの感じから離れられない残暑が続きます。
皆さまご自愛くださいませ。